いくつかのウイルスの感染によって、肝臓に障害がおこることが知られています。肝炎ウイルスとして定義されているウイルス感染によっておこる肝障害のことをウイルス性肝炎といいます。肝炎ウイルスには、A型からE型までの5種類があり、それぞれ異なる特徴をもっています。
A型肝炎とE型肝炎は、一過性感染で慢性化しないため、急性期における対症療法のみで治癒します。まれに重症化して急性肝不全(劇症肝炎)となるため、注意が必要です。D型肝炎は日本ではほとんどみかけません。一般的に慢性肝炎の原因として問題となるのは、B型肝炎とC型肝炎です。それぞれについて、別ページで解説します。
→B型肝炎について
→C型肝炎について