サルコペニアについて

サルコペニアとは、加齢によって筋肉量が低下し、筋力または身体能力の低下がみられる状態のことをいいます。サルコペニアが問題となるのは、高齢者の生活の質(QOL)の低下や転倒・転落の原因になるほか、肝疾患の患者さんにおいては、筋肉の材料となるたんぱく質を合成することができず筋肉量が減少するためサルコペニアを合併することが多く、予後を悪化させることが報告されているからです。サルコペニアを予防するための食事療法、運動療法、薬物療法が推奨されています(関連ページ)。

日本肝臓学会 肝疾患におけるサルコペニア判定基準(第2版)